反西洋文明社会的演奏論解説①椎名林檎さんと変性意識。西洋音楽の枠組みの外

椎名林檎さんのライブに行ってきました!

オペラを極めるにはもちろん音楽に関して詳しくならないといけないと思いますが、どうしても西洋音楽を音楽の中心として捉え、世界中の過去や未来の音楽、全てを西洋音楽の枠組みでしか判断出来なくなる方向性に、社会と音楽界に持っていかれがちなので、このようにあらゆるジャンルを聴くことはとても大事だと思いますし、そもそも西洋音楽は世界の音楽の中では中心でもなんでも無くて、人類の音楽の歴史からするとかなりごく狭い世界なので、そこからの視点はもちろん大事ですが、それだけになってしまうと、それなりの幅を持った身体技能しか身につかないでしょう。

自分が正しいと思ってそれによって強くなると思ったものが、自分を縛り、制限する性質があるので、常に気をつけていないといけません。

この瞬間にも、何か重大なミスをしているかもしれませんが、それにいち早く気づき、修正することが成長する能力の一部です。

さて、椎名林檎さんの音楽や演奏に関してですが、西洋音楽の枠組みを使いながらも、あらゆるジャンルから演奏技法、歌い方、音使い、和声進行、節回しなどを取り入れています。

これは、彼女が抱えている社会との違いの葛藤によって変性意識がどんどん深まって行き、世間とは離れたような作品を生み出すことが自然になったからでしょう。

一般社会に臨場感を置いていては、それに大きな影響を受けますが、変性意識が強く出るタイプの人は一般社会にはないような考え方をもち、同調も難しくなります。

嫌なことがあったり、家庭環境がヤバかったり。悩む機会が多いと自然と瞑想効果が

深まり、そのような方向性に行きます。

これは愛着理論というもので説明がつきますが、愛されないことによって最強になっていくのです、

基本的には愛されて育つのが正常とされていますが、猿の群れなどで正常ではない存在がボスザルになるように、正常に育つことと強く育つことはイコールではないのです。

彼女の音楽の特異さには、反応性愛着障害が潜んでいて、かなり大きな影響を与えているでしょう。

今後はポップスの、認知脳科学的な、しかも現代の一般的な学問を超えた学術的な楽曲分析を連載していきます。

ABOUTこの記事をかいた人

武蔵野音大卒の声楽家。様々な芸能技法を武田梵声氏に師事しており、音域は8オクターブ(E-1〜E7)に及び、コロラトゥーラなども得意とする。日本とイギリスのハーフで、スペインやベネズエラの血も入っている。人類史上最高の歌手を目指して日々ストイックなトレーニングを重ねている。