近代西洋化社会に於ける愛着障害による能力向上③現代社会で成功しやすい精神の働きを持ちやすい

おはようございます。

本日は昨日の続きです。
昨日は愛着障害によって生まれてくる闘争本能などについてのお話をしました。

さて、僕は芸能と武道は全く同じものとして捉えているのですが、実際、西洋の武道と東洋の武道、特に日本の武道は性質や目的が全く違うのですが、
ここでは近代資本主義社会においての愛着問題からくる闘争本能で磨かれる武道の能力を言っているので、基本的には相手を倒したいという欲を言います。

本来ならば、芸能でも武道でも強くなりたいのであればそれを超越したほうが良いのですが、ここでは一般社会の人たちが愛着障害になった場合、とりあえず行き着く状態のことを指していきます。

さて、猿の群れでリーダーになるように、人間も資本主義社会のなかで、自分が認識している空間の中でトップになりたいという感情を持ちます。

これは愛着に問題がある人に多い思考で、そうでない人は基本的にはトップになりたいとは思いません。
ただ、僕はここで愛着に問題があるというのは近代心理学の視点から問題があると判断されるだけで、芸能や武道、ビジネスをやるにおいては問題ではなく長所となりうると思っています。

愛着障害の状態になった中でもあらゆるタイプがいますが、その中でも人を支配したり、自分が一番じゃないと気が済まない人は、とにかく努力をしますし、
失敗をしても屈することはありません。失敗してももう嫌だったら屈せる方が精神の発達的には正常とされるのですが、愛着障害があると欠乏感や生きていて許されるという感覚が持てないことが、
失敗の不快感よりも高いので、生きていて許されるために、再起することが多いでしょう。
近代心理学の言葉では「とらわれ」と呼ばれます。

もちろん、経済的成功も手に入れて自身があり、世の中のために貢献したいというところが欲の中心になっている人は屈しないと思いますが、
一般社会人が意味する幸福とは安心感のことであり、世界を変えたいとかをあまり幸福と捉えない傾向にあります。

さて、前置きがとても長くなりました。
愛着障害は能力発揮の核心となってくるところにある理論なので、短文で理解させることは出来ないと考えています。

ここからが本題なのですが、一般の愛着を持った人が武道・芸能で成功を収めたいと思っても、かなり難しいということです。

というのは、武道と芸能というのは、経済的な活動とは違って、肉体へのダメージの機会やトランス性が非常に高く、
つまりは失敗の機会や、自分がコントロールできない範囲の動きが頻繁に起こるため、本当に極めようとすると精神的な負担がかなり大きく、
何もしてなくてもセロトニンが出て幸せという人は、「こんな大変なことしなくてもいいや」と感じてしまうわけです。

しかし、愛着障害を抱えていると、諦めることは死を意味するので、諦めることはありませんし、別に褒められなくても続けることができるためです。
本当に極めることと、褒められるためにやることでは、内容や精神の安定がかなり変わってくるので、そのような生命の根本的な恐怖などがないと多くの人は続けることが出来ませんし、
何の報酬もなくても正しい方法を永遠に捜し続けたりするということを選択するような思考回路がそもそも起こらないのが、常に幸福感を感じている人の思考の状態であると言えます。

ビジネスでも、年収1億円の収入が欲しいとか、世界を変えたいとか口ではいうし、それなりにそのような願望も持っては居るけれども、
年収1億になるための努力と幸福感と比べると、何もせずに今のまま生活していた方が幸福度が勝つという、現状維持をさらに肯定する働きが起こってしまうので、
年収1億円になりたいというけど、できない人とできる人がいるのは、考え方の問題ではなく、このように考えで制御できない脳の元々の動き方が違うことが、大きな原因となっているでしょう。

原動力というのは、意識的に起こるものではなく、無意識的に起こるものです。
やる気を出せと言われていきなりやる気を自由にコントロールするのは、無意識をコントロールしなくてはいけないので、簡単にはできません。
そのため、常に欠乏感があり、生きている価値がわからない人は、常にやる気にかられています。
性行為に依存したりするのも、行動力があると言えますし、そのような人に「自分は達成できる」という感覚が備われば、成功する可能性は非常に高いでしょう。

芸術家や経済的成功者には、一般より病んだ人が多いのはこの理由も大きいでしょう。

では、今日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

武蔵野音大卒の声楽家。様々な芸能技法を武田梵声氏に師事しており、音域は8オクターブ(E-1〜E7)に及び、コロラトゥーラなども得意とする。日本とイギリスのハーフで、スペインやベネズエラの血も入っている。人類史上最高の歌手を目指して日々ストイックなトレーニングを重ねている。