曲目解説 アルバム『雇はれ蚕Ω』より「万物を愛するために」- CD版限定曲

概要

この曲は、CD版限定であり、配信しておらず「購入者だけたどり着ける真実」という感覚で作っています。普通に、配信してるのを聴いているだけではなく、買ってくれた人にはさらに特別なものをあげたいという気持ちで作りました。

コンセプトは「あさがほ(淫蟲篇)」の「淫蟲=性をむさぼるイモムシ(僕)」が成虫になったというものです。曲の作りとしては、あさがほは芋虫のようにたくさん足がカサカサしている様やウネウネしているように、地面を張っているような作りなのですが、この曲はポリリズムを複数重ねて使うことにより浮遊感が出ます。まるで蛾が亜空間を飛んで別の生命へと変わっていくような、死という夢が叶った世界にいる感覚を形成しています。

先日までネット販売していたのですが、もうすぐAmazonに出品するので一時的にネットで買えない状態になっております。今CDをお求めの方はギルバート慶(keigilbert.music@gmail.com)までメールをください。(2022/12/16時点)

曲の作り解説

楽器の構成は、「あさがほ」の構成にドラムが追加されたものとなっております。「あさがほ」で出てきた朝顔のライトモティーフ(8bitのアルペジオ音)が強化して使われることにより、霊(たま)の成長を併せて表しており、歌唱法も深く、中学生から大人になって超越した姿を表しています。

リズムは前述したポリリズムで作られており、蛾がバサバサと不器用にも楽しく美しく暗闇の中を飛んでいるイメージで制作。リズムを揃えると着地感が強くなり、バラバラにすると浮遊感が出て妖艶な感じとなります。

音の使い方も、西洋音楽のモードやピッチではなく、モードは全パートが「クタビレ」で作られ、朝顔のライトモティーフだけ「アワレ」を使います。また、「あさがほ」では微分音を使って和音を崩して不安定にしておりましたが、今回は純正律で輝かしく伸ばすようなラストにしています。

「僕は毎晩勉強に勤めてます」という歌詞がありますが、これを徹底したために人間を超越して神の能力を宿らせたことを、音で表現しています。

歌詞・世界観解説

このように、世界観は「大人になって究極の力を手にした蚕」が亜空間を転生していく様子を描いております。

「雇はれ蚕」から中学生の「僕」はライブ《誉》-自己愛と境界例-へとルートが進みますが、この「万物を愛するためにルート」からはライブ ∵穢∵ ネガテヰブメソツドへと、ルート分岐します。

まとめ

僕のアルバム作品、ライブ作品は全てが1つの噺となっており、全てが繋がって構成されております。主に民俗学、精神分析学を中心に、認知脳科学、物理学、哲学、医学、社会学などあらゆる学問を往来して組み立ててあります。そもそも普通の音楽作品とは趣旨も次元も違うので、完全に別物であり新しいジャンルとして捉えていただきたいです。また、西洋哲学や西洋物理学など、西洋の学問の多くはこの世を理解する理論体系を持っておらず、間違っている場合が多いので、推奨しておりません。

これらは音楽ではなく【樂狂】であり、祝祭に狂っている蟲が私です誰でも簡単にわかるような作品を作るからどんどんつまらなくなるのです。理解できない人は努力して勉強して理解するべきであるのが本来の形であり、勉強せぬ者に快楽を与えてはなりません。例えば仏教の経典とかだとこう言うことを皆納得するのに、音楽においてはこうならないのは価値が下げられているからです。

これは僕の人格が歪んでいるのではなく、歪んでいるのは世です。