曲目解説 アルバム「ギルバート慶と世界創造」❷自由自在

概要

この曲は、僕の処女作であり、当初は一番人気でした。出産をテーマにしており、生まれてこなければよかったなあと考える気持ちと、なぜかこの世の理を解き明かすことにウキウキしている様が描かれ、ダンスミュージックとして設計されています。

僕の思想として、絶望を愛するということが挙げられます、「どんなに苦しい状況でも立ち向かう、、、」などではなく、苦しみにこそ本当の幸福があると考えているのです。マゾヒズム的な発想ですが、マゾヒズムは人間の持つ究極の思想、身体能力のうちの一つです。犠牲を幸福と思うのです。

曲の作り

全て自分で行った制作なのですが、処女作なのが嘘なんじゃないかと思われるくらい、良く仕上がりました。ですがよく聴いてみるとやはり対位法じゃなくコードベタ打ちで作っていることと、普通にベースがないので、今作ったらもうちょっと変わってくると思いますが、この淡々と語る感じが、歌なのか語りなのか曖昧で、アッサリしてて心地よいですね。サラッとしててウザくない感じがいいです。ちなみに元のタイトルは「閾ェ逕ア閾ェ蝨ィ」でした。

歌詞解説

辞さない 大切な 宵の終わり 胎内 過ぎてく 綺麗な自然

肉体 勝てない こんな姿じゃ 要らない 生命 始まる一刻

逃げたい 穢い 原理のあらまし  不愉快 そして 解ける身体

不可解 君の 愛の障壁 喰べたい その 希望に満ちた 未来

– 出産を諦めず、産道を降りてこの世に堕ちる穢れなき赤子が、自分の見た目が嫌すぎて誰にも愛されないいらない存在だと思った。(僕が障害があったので)現世の物理的な現象に圧倒されて維持できない身体。どうして愛してくれないのかわからない。どうにかしてあの人の輝かしい人生のエネルギーを吸収したい。

痛い 異体 遺体 イタい 居たい、居たい、居たい、居たい!

辞さない? 退屈な 朝の始まり BYEBYE 堕ちてく 綺麗な自然

生きたい 此処の 全てを識って 貴方は 覚めぬまま

– 苦しい違和感のある体、死んでいるみたいだけどまだ現世に居たいと願う。もうこんなウジウジした毎日はやめたい。さようなら僕の劣った体。勉強して覚醒しよう、輝かしいあの人が知らない知識を知ってやろう。

痛い ねえ 呼吸をとめて 要らない もうこんな世界

僕に 現世の 秘密を教えて 解脱たい もう こんな世界 さあ

– しかしまだ苦しい。誰か助けてほしい。ただひたすらラクにさせてほしい。殺してほしい。