曲目解説 アルバム「ギルバート慶と世界創造」❸蘭鋳

概要

この曲は、大学生ガールズバンド風というコンセプトでEnrichのPUNVAくんと一緒に作成しました。簡単にいうと、親に愛されなかった子が自分の居場所や在り方を探して色々さまよい、性的倒錯持ちのダメンズとの堕落した生活の中に答えを見つけようとする曲です。

「グロテスクな映画を見る君と、本当の愛情(セックス)を識るわたし」という歌詞が、正常ではない恋愛を表現しています。が、恋愛の構造としてはこちらの方が実際は正常な形です。今回はとりあえず置いておきます。

曲の作り

前曲「自由自在」のコードとモードを変形させた形を使っており、バンドサウンドですがスムーズに曲の接続ができました。オケは僕の意図を汲んでPUNVAくんが全て担当してくれたのですが、4拍目に重みがきており日本の通常のポップスではない作りとなっていたり、ベースライン単体で対旋律となっており、大学生ガールズバンド風の音作りで仕上げてくれ、お耳が超越したタイプのファンにめちゃくちゃウケる曲となりました。

また、サビのドラム音も、前の曲「自由自在」の素材を使っており、曲と曲が違和感なく接続され、どんどん別の曲に転換していく設計にしています。ずっと父子愛を述べているとウザいので、最初と最後以外は社会と、自己の存在を問い詰めるようなストーリーとなっております。

コンセプト

タイトルにある「蘭鋳」のように、逃げられず飼われている金魚にたとえて表現しています。人間の欲のために他の生命をどのくらいコントロールしていいのかを常に問うていますが、そもそも人間も蘭鋳みたいに檻から出られない感じなので、社会はフラクタル構造になっているということも問いたい作品です。

ノリの良いふざけた雰囲気の曲で哲学的なことを問うのが重要であり、おふざけや、だらしなさにはこの世の答えがあります。

ボロボロになっているのに「Yeah」と言っている歌詞など、実はかなり問いを投げかけているお気に入りの作品です。