曲目解説 ライブ作品《誉》-自己愛と境界例- ❸どゝゐつ

概要

この曲は次のメイン曲「XX。X – 自己愛と境界例」に接続するために作られたものです。ライブというと、一般的には、このようなことは実施されませんが、僕の場合は全ての曲を編曲して接続し、一つの舞台として仕上げています。

そのため。このXX。Xに持っていくための流れは非常に重要であり、現代の通常の歌唱法ではない沢山の古典的歌唱法を盛り込んだ作品にいたしました。

歌詞解説

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人気曲「あさがほ」の歌詞を利用し、大正カナ使いに読み替え、人間ではないような無機質な感じを表現しました。文字数はこだわりの7文字で揃え、アルペルガー症候群をふんだんに発揮。同じ歌詞でも別の曲のように仕上げるのが腕の見せ所であり、そのような複雑なパズルのような技芸が楽しいです。

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特にこだわった点は、歌唱法はもちろんですが、次の曲にうまく接続するために歌唱を盛り上げて終わらせたのと同時に、ベースがグッと入ってくるということです。やはりいきなり和音を縦ノリで鳴らされると進行感が消滅しますから、このように運び」の機能を持たせるところでは縦のラインで揃えるべきではありません。基本的に縦ノリは曲を遅くしたり、止めたり、詰まらせる印象を出す時に大変効果的な特殊技法なので、重くしたいところ以外は使うのは損失です。

芸能とは、内容が優れているだけではなく純粋に作曲技能や歌唱技能が磨かれていることの美しさが非常に重要となってくるので、僕が作りたいライブ作品像は通常の感動する次元を遥に超えた、人智を超える究極のものなのです。

そして、この歌唱が終わった後、次の曲の前奏と共にコートと靴を脱いで更衣します。こうすることにより、大人=社会=外=表面から、子供=一人の世界=室内=内面へとシーンが移行していきます。

 

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