概要
「最深世界ヲトコ達(さいしんせかいのおとこたち)」からは、曲番号の「いろはにほへと」が「XYZ」になり、神仏モードに突入します。XYZはアルバム「雇はれ蚕Ω」でお分かりのように、病人、障害者やマイノリティなど世間から「良くないもの」として差別される存在のみが到達する神仏の領域です。
動画配信サイトでのライブの解説は「罪、障害、病気など様々な忌み嫌われる世界の住人のみぞ到達する亜空の領域。「色は匂えど散りぬるを」罪を着せられ処刑されたとある古の歌人は、現世に転生をし体制側に復讐を試みる。しかし、全ての絶望こそが慶びであることを掴み、現世で平凡な翁として、しばらく遊び留まることにする。」となっていますが、
これは僕が精神障害者2級の重めのアスペルガー症候群や、育った環境が悲惨(あまり言いたくない)であったり、20年間いじめられてきたり、ハーフだったり、引きこもりだったり、性的マイノリティであったりPTSD、拒食症、対人恐怖、鬱、あらゆる依存症、自傷行為、幻覚、強迫性障害、パーソナリティ障害などあらゆる精神疾患、虚弱体質、栄養障害、代謝障害などを経験してきた過程で、たどり着いた地平から着想を得ているストーリーです。
しかし、僕はそこから抜け出すためにどんな手段でも実行し、叡智を手にしました。そして自己治療を行い、9割ほどは完治させました。現在は誰よりも幸せで健康であると言えます。この経験がなかったら僕は賢くならなかったでしょう。というか体が弱すぎたので伸ばせるところが知能しかない感じです。小学3年生の頃の立花先生に言われたアドバイスを今も守っています。
障害や病気などをテーマにするのは一般的には「重いテーマ」とされますが、僕は障害のデパートなので、世に放つ権利があると思っています。
そしてご覧ください。樂狂蟲の貴重な脱皮のシーンです。
曲の作り
今回のライブは新曲が5つほど盛り込まれており、大変盛況でございました。この曲は次次回のアルバム「性愛哲学の音楽的諸原理」の冒頭曲になる予定です。このタイトルはニュートンのプリンピキア・マテマティカのパロディです。
ここからのシーンは、神仏の力を手にして「地球は遊び空間」だと認識できるようになった主人公が「復讐とかどうでもいいから、しばらく人間界で遊んでいくか〜」と言う内容となっております。
この曲から、曲調が変わり、ギルケイコード、樂狂蟲サウンドと呼ばれている神秘的で不気味なコード展開によって構築されてゆきます。樂狂蟲サウンドのコツは、共感覚で見た際の、緑と紫と水色を混ぜることと、コードで進行感を作らずにリズム展開で作ることです。
そもそもコードで進行感を出そうとすると、決まった音しか使えなくなるので、色を持たせることが大変難しくなります。そのため、西洋音楽理論などの理屈をまず破壊しないと不可能です。
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