曲目解説 ライブ作品 ∵穢∵ ネガテヰヴメソツド 【Z】亜空・転生・超Σ余裕

概要

ライブ映像作品を購入した場合のみ付属しているエンディングの曲です。
1部を載せますが、この場で初公開曲となります。

こちらはエンディングクレジットを流した後に空白になり、「私は」→「私ハ」が表示され、霊魂を憑依させたことを示したと同時に、「私ハ宇宙ト交尾シタ」と言う、言葉が表示され、曲が再び始まる場面です。

ここで、なぜ朝顔の霊魂が神仏の力を持っているのかが明らかとなります。おそらく普通の人はここでは全くピンときませんが、色々な学問をしっかり研究している人からすると今までのパズルが全て合うようなシーンとなったかもしれません。

曲の作り

人間界で遊んだのち、再び成仏し宇宙空間を転生していくシーンを描いています。そのためポリリズムを超えて各パートのリズムをバラバラに組み上げ、浮遊感を出しています。ベースラインのオクターブ上下運動が、蛾の羽がバサバサして飛んでいく様子を示しています。銀河や宇宙のイメージストリーミングを表現するため、ドラム抜きのEDM構成となっており、前半は普通のEDMですが、後半から琴の音色が入ることにより樂狂蟲がさらに樂しく飛翔して転生していく様子を描いています。

EDMやシンセ系の作りはあまりしていなかったのですが、自分はとても得意なようです。

この曲のもう一つの見どころは、ラスト部分の琴の超ロングソロです。蛾のバタバタして縦横無尽に宇宙を駆けていく様子を表現しています。このようなことも、西洋音楽理論では不可能となることなので、本当に西洋音楽理論は音楽というものをほとんどカバーできていないですね。特定の地域の理論なので、当たり前ですが、これを全ての音楽に適用しようとするから全然ダメダメなわけです。

何故この曲を作ったか

やはりこのライブで表現したかったものは最終的には輪廻転生ですが、バンドサウンドですとどうしても困難でした。これは僕の実力不足もあると思いますが、バンドサウンドで宇宙的なビジョンを描くのは至難の技であり、僕の課題でもあります。

僕はEDMの音色は1音ずつ見ると、動物の鳴き声に非常に似ていると感じており、近代の楽器の音よりも自然界の音に近い感覚が生まれます。そのため、それを重ねていくと脳内で起こるビジョンや興奮系の脳内物質が出るような感覚を起こすことができるはずだと思い、実験的に作成いたしました。

自分としましても、シンセの吹き出すような和音のエネルギーは、脳の奥が冴えるような、宇宙の誕生を見ているような感覚になります。自分はJ・A・シーザー氏に影響を受けていると前の方の記事で述べましたが、もしかしたらシンセを上手く使いこなせば、あの形とは別の地平を描けるかもしません。

聴いた人からはかなり評判が良い1曲となっているので、ぜひフル版もお聴きください。

 

 

◆この記事が良かった場合は、 Apple Musicで僕の作品をお聴きいただけると幸いです。 また、活動費も集めているので、 よろしければCDもお買い求めくださると大変嬉しいですm(_ _)m