曲目解説 映像作品 `未発達 – undevelopment` ❻MENELAUS

概要

原曲「外套」をライブ版で編曲して使用しました。

こうタイプのランスのおばさんのような雰囲気を持ったタイプの曲を複数作っていますが、今回のライブはそういった曲を集中させて接続して形成されています。ライブの構成自体、海の雰囲気を帯びさせたく、夜の海のミステリアスな様子から、どんどん熱帯の海のような雰囲気を持たせるようにしました。これは、パイナップルが腐って溶けていく様子に崩壊と回復現象があることを描きたかったためです。

演奏について

演奏に関しては、前曲ヒヤシンスのモードを引き継いでおり、雰囲気が似てしまうのを避けたかったので静けさと盛り上がる部分を大きく分けました。前曲はずっと戦闘中のような雰囲気でしたが、一瞬我に帰って何かを思い出したような雰囲気を演出しました。

盛り上がり部分では高音を裏声にし、普通の発声からの予期せぬ異常への転換により狂気を表現いたしました。

全体的な作りとして、意表をつくような作りにしており、百花繚乱のような「常に新しいものが発動している」というような作りを徹底し「ライブってつまんないよね」みたいな飽きちゃうタイプを発声させたくなかったからです。

ライブ論

一般的な小規模ライブハウスで行われているライブは、率直にいうと多分つまらないものが多いです。好みの問題ではなく、バンドマンに客足がつきにくいことには沢山の原因があると思います。例えば「君の名は」の映画と同じくらいの価格帯なのに「君の名は」に行く人の方が多かったり、例え広報力が同じだとしても評判などに差が大きく出るはずです。

つまり、価格や「行く」ことに対しての快楽や学ぶものが比較的少ない状態になっており、これを一般的なワードでいうと「つまらない」となります。

それをどうにかしないと、実際のレベルが高いかどうかは置いておいて、ずっと労働量に関しての報いが低い状態が続きます。お金を稼ぐことが目的ではないですが、普通に健康的な生活で勉強もしっかりするとすると、それをクリアするにはこのライブ(他のエンタメに比べて)つまらない問題をどうにかしなくてはいけません。