僕のアスペルガー冒険記⑨東京脱落編

脱落

そして、ついに脱落の日がやってきます。この時点でストレスはMAXレベルになっており(鬱とか幻覚とか自傷行為は小さい頃から当たり前に起こりすぎてもはや書いてない)転機が起こります。

ある日、Enrichのギタリストのコンドウサチオの家にいくときに、雨が降っていたのですが、僕は雨が降るから傘をさすとか、温度とか天気が理解できないので、傘をさすことができず、豪雨でびちゃびちゃになります。

アスペルガー(自閉症スペクトラム)の症状として、日本では聴覚過敏や感覚鈍麻などが言われるのですが、これは本来の意味とは違い、「意識に上がらないような感覚の異常」が起こります。

つまり、「温度に過敏すぎる」とかじゃなくて「冷たいことがわからない(感知しない)」などの普通では起こり得ない症状です。そのためアスペルガーの人は服装がわからず、夏でもセーターとか着てしまったりするのです。

スペクトラム

スペクトラムは、日本では障害者と定型発達がグラデーションのようになっている(境界線が曖昧で、誰もが障害の症状を多かれ少なかれ持っている)と説明されるのですが、本来のアメリカでの自閉症スペクトラムの意味は、「自閉症の人にしか起こらない異常な症状が変わるがわる出現している」の意味が近いと思います。

そのため、日本の自閉症やアスペルガーの本などを読んでも内容がズレていて「普通のひとでもそういう症状あるよね」とか「障害者っていうのは社会に合わないだけで障害じゃない」とか言われますが、これは間違いであり、アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)の英語の意味するところは、普通の人では全く起こらないような症状を何かしら複数持っているという状態です。

つまり日本の障害者診断は、境界性人格障害の症状と区別がうまくできない人がほとんどだということです。

また、「障害」という翻訳も、日本語で障害というと「生まれつきでもう治らないもの」「身体障害者(で治らないもの)」という意味で固定されていると思いますが、Disorderは「疾病」「疾患」などのニュアンスも持っており、発達障害が生まれつきだから治らないという認識はそもそも間違いで、あらゆる治療法や既に完治している人も大勢います。

ここが僕と周囲の大きな認識のズレになっているのですが、日本で障害者学級に入るレベルの周囲に「一生こんな感じ」と思われているような知的障害の子でも治ったりしています。 これは別に僕がお金儲けのために嘘を言っているのではないので、子供が障害者で治したい方とかは調べてみてください。個性とかいう言葉で収められないくらいにマジで辛いので。個性とか社会に合わないだけとかいう言葉で収められるレベルの障害は正しいの障害の症状とは別のものを認識している可能性があります。

というわけでここから完治に向けて治療開始します。

とりあえず絶望して帰還

話がそれましたが、大雨に打たれた時に、自分はギターアンプも持っており、濡れてしまいました。「自分はどうしてこんな簡単なこともわからないんだろう。」とものすごく辛くなり号泣。そしてそのままコンドウサチオ宅に行って、服を貸してもらいました。

そして、もう無理だなと思い、東京の夢を挫折。茨城の実家に帰ります。ちなみに茨城が居心地が良いとか療養できるとかでは全くなく、日立市の景色を見るだけでPTSDの症状が出てくるのですが、とにかく戻ります。

無理やり動いていた状態なので、寝たきりへと突入します。

※ちなみに長期間毎日大泣きしており、人間って毎日泣いてる生き物だと思ってました。