クソ曲よ、さらば❸ラブソングの矛盾点(その1)

ラブソングとは?

今回はJPOPにおけるラブソングを中心に話していきます。ラブソング系の歌詞は大体が恋愛の初期段階における分裂ポジションでの原始的反応が再発現しているものを述べています。

つまり、キュンキュンするような恋愛などを「恋愛」のメインとして扱っていることが多いのですが、これは恋愛現象の中でも導入部であり、全員に発生するわけではなくあくまでも親子関係の中で過去に未回収となっているものがあるために起こる現象です。

そして人を愛せるようになる、つまりはLOVEができる分裂ポジションがかなりクリアされ、その次の段階の妄想抑うつポジションもクリアされた精神状態まで行かねばなりません。

つまり、ほとんどのラブソングには愛(LOVE)の現象は出現しません。つまり、ジャンル名の時点で矛盾しています。

哺乳類の精神の発達段階

その背景には人間の恋愛現象の構造をちゃんと理解せずに、カンで行っていることが大きな原因で、よくわからない現象を扱っているので一喜一憂が発生しているだけでその失恋は運命なのでも残酷なのでもありません。

哺乳類や鳥は親から乳をもらうために、生まれたばかりの頃はアピール行為などを行ったり、他の個体と餌を奪い合ったりなどします。

もちろん、餌をくれるから好きなのであって親が餌をくれなくなったら怒る、という現象が起こります。動物だと納得しやすいですが、人間界でも当たり前に起こっていることで、これが分裂ポジションです。

そしてその後に餌を安定して供給されると感じられるようになると、安心感が生まれ、もらえない時も「仕方ないな」とか思ったり、酷いことをしてしまったら罪悪感などが発生します。ここら辺が人間で言う妄想抑うつポジションに該当します。

ポジションチェンジ=恋愛現象

大脳辺縁系や言語機能を高度にもつ人間はもっと複雑化していきますが、基本的にはここが満たされないと自分を犠牲にしてでも他人のことを思い遣る精神状態(=愛の始まり)には行きにくく、安定もしません。

知能が発育するとこれを制御するので、大人の状態をキープしていきますが、根源的な機能には強い引力があり、きっかけがあると子供の精神に一時的に戻ります。つまり行き来しながら生命活動を行っていくわけですが、

これが恋愛現象の構造であり、これの分裂ポジションまで幼児退行している状態が、世間で言われている「恋愛」です。つまり、実際には愛とかが出てくるのではなく幼少期の親子関係の未回収要素を、再現して回収する働きです。