曲目解説 アルバム「ギルバート慶と世界創造」❹太陽の記憶

概要

ここから4曲はEnrichのコンドウサチオと共同制作したもので、❼曲目にくる「不生不滅」をアルバムのメイン曲として据えるためにこの流れを作りました。コンセプトとしては、現代社会に揉まれ「夢を忘れてしまった」僕の前に幼少期の自分が現れ、昔自分にした約束はなんだったっけ?と自問自答するという内容で、夏の積乱雲や汗の描写などを繊細に描いています。

僕の作るタイプの曲としては珍しく、繊細で綺麗な描写で作られており、アルバム全体を通して各曲に全く違うカラーを持たせたかったという理由があります。

制作にあたって

この曲の制作にあたって、共同製作者のコンドウサチオと一緒にロケに行きました。

僕が大学を卒業した後、社会生活に希望が持てず(というかアスペルガーがやばすぎて全く成立せず)、夜に荒川の橋まで自転車でいき、光るマンションを見ながら将来どうしようとか、マンションの光は綺麗だな〜とか思ってる場合じゃないのにそんなこと思ってたりした時期がありました。しかし他人からしたら普通な景色でも、僕にとっては唯一のキラキラできる時間で、とても記憶に残っています。

そのため、サチオさんには一緒にその橋まで来てもらい、描きたい情景を汲み取ってもらいました。

コンセプト

このアルバム自体、歌詞をなるべく美しくし、色をはっきり持ったような作りにしており、様々な感情や経験、後悔や自責なども含んで成長していく様を描いています。このアルバム自体に通底するコンセプトとしては、ディストピアへの憧れ、世界崩壊して二人だけ生き残って世界を創造し恋愛をするなどのアダムとイブ思想があり、それを現代人が表現しています。

つまり、現代社会の普通の一般人でも、その魂にはカオスからの地球創造の記憶が流れており、2つのストーリーが同時に進んでいるような作りとなっております。

この曲も、その一部のパズルとして、自問自答や焦燥感とこの世界の美しさを対比させて表現しています。