「PINE」楽曲解説❶〜音色に関して〜恋愛の本質蕩尽、エロティシズム、エコノミクス

こんばんは。僕の最新曲そして人気曲の「PINE」を解説していこうと思います。僕は今までほとんど楽曲解説を出したことがありません。内容が複雑であり、他の曲と連動して制作されているため、簡単に説明や理解をすることができないためです。

通常の音楽であれば、ここでわかりやすくしたり、親切にしたりするのが理想ということは重々承知ですが、じゃあ難しいものが好きな人のための音楽は誰が作るんだ?と言った時に、とりあえず僕がやってみたら良いと思っているのです。

さて、PINEですが、まずは音色に関してです。音色は、わざとしょぼく、ペラペラにしてあります。美とはなんなのかを考えた際に、人間は整っているものが崩壊する様にエロスを感じます。普段は固い職業の女医などが乱れる様が性的興奮を起こすのはこのためであり、少し着崩すと色気が出るのも、整ったものが崩れていくことを想起させるからです。

そこから導き出した答えとは、日常の中の退廃こそが一つの美しさだというものであり、実はあえて何もしなくても美はそこらじゅうに転がっているということを僕は考えています。そして、それがうま感受されないのは審美が上手くないためです。さて、ではPINEはどうしてペラペラにしたのかというと

❶初心者でも出せそうな音色(主役の女の人が作ってるイメージ)

❷普段行っているスーパーで流れてそうな音色

❸コミカルで、この世の崩壊の中でふざけて笑っているような音色

という点を考慮して、この選択をいたしました。

まず、プロの作品とは、しっかり作りがちです。このしっかり作るということも、専門的に勉強をしている人からするとかなり薄弱なのですが、いわゆる世間でしっかりとされるレベルは、西洋的な美的感覚に基づいており、整っているものを美とする感覚から作られています。これは別に構いませんが、僕が掲げる「少数派」からは苦痛となる作り方です。なぜならば、それは美しいと決められているだけで、本質的には美しくない(思想性が弱く、深淵がこちらに露出できない)からです。つまり、自分の頭で思想をもち探求していないことがわかるので、つまらないのです。

このしっかり作るというスタイルを崩壊させ、ギャグのようなオケの作りで作りました。歌唱法もふざけた感じで歌唱いたしました。このように、崩壊の空間はそもそも美しいものですが、崩壊の中から生まれてくる「笑い」が大事であり、どんなに苦しい状況でもとても楽しんでしまう精神レベルまでキープして、樂しんで制作されています。

そんな曲『PINE』はこちら