曲目解説 ライブ作品 ∵穢∵ ネガテヰヴメソツド 【に】不生不滅

概要

このライブは前半部と後半部に別れており、前半部のMAX盛り上がりとなる曲です。不生不滅は、入りが静かで、サビで1音だけモードが転換&リズムのカウントが変わり重く入れるというかなりうまく作られた曲なので、非常に使いやすい演目となっております。

音楽は好みとかそういう次元とは無関係に、作りの上手さが聴き心地に大きく影響します。これを無関係だというからそもそも上達もできないしカス曲がこの世に溢れまくってしまうという現象が発生します。そもそも世間や普通レベルの研究者は既にめちゃくちゃ認知上影響が出ていることを存在しないものとして扱っており、それだと当然駄曲しか作れない人間が量産される形となります。

曲の解説

激しく盛り上がった前曲から急にテンポダウン&舐めるような音響で入るこの曲は、異物感がありますので目を惹きます。また、木魚に見立てた僕が叩くカウベルも、大変評判がよかったです。もうバレていると思いますが武田梵声先生に教えてもらったJ・A・シーザーと寺山修司の影響をモロに受けています。

雇はれ蚕の解説にも記載したように、僕は中学生のころ不登校の時期があって、その時に丸尾末広作品や絶対運命黙示録に出会っていたので、J・A・シーザーさんの作品も非常に好きになれました。トミノの地獄とか最近読んだのですがマジで良かったです。

曲としては、元々ギター1本の編成で成り立つように作られているので非常にやりやすかったです。前半部のフィナーレとしてふさわしい、呪われてる感じや曼珠沙華感が出せました。歌唱法も重めで怨みたっぷりにできたので良かったです。このように、前半は怨みと呪いを表現しています。

ライブの構成として

前半は怨みと呪いを表現しています、が、後半から解き放たれてゆき、現世を楽しみ尽くそうとしていきます。この作品はストーリーと同時に、蟲の成長の過程から成仏して神になるまでが第二テーマとなっていて、ここで怨みを絶頂まで高めた後、次の曲でサナギタイムに入り、覚醒してゆきます。苦しんだ者のみが獲得できる覚醒法がネガティブメソッドなのです。

このライブの面白いところとしては、同じ存在が演奏をするのではなく、羽化したり脱皮したり形状を変えて「別の人間」としてコロコロ変わりながら展開していく様子です。

表現できたかはわかりませんが、折口民俗学でいう「成る」の思想を参考に仕上げています。

そして、ここから無音のサナギタイムに突入していきます。