曲目解説 アルバム「我が子よ!お前は花のように美しい」❼昔のことだろうか、友よ

歌詞

давно ль мой друг
твой взор печальный
я в расставанье смутный миг ловил
чтоб луч его прощальный
надолго в душу мне проник
昔のことだろうか、友よ
お前の悲しそうな瞳を別れの時に見たのは
その瞳が私の魂の奥底からずっと貫いている

давно ль блуждая одинокий
в толпе теснящей и чужой
к тебе желанной и далекой
я мчался грустною мечтой
желанья гасли сердце ныло
стояло время ум молчал
昔のことだろうか
独りで彷徨い見知らぬ人々と土地を思い、馳せたのは

желанья гасли
сердце ныло стояло время
ум молчал давно ль затишье это было?
но вихрь свиданья набежал!
願いは消え、心が痛むのだ、、、
時間は止まり、思いも消えていく、、、
ずっと昔のことだろうか
しかし、再会の嵐は突然現れた!

мы вместе вновь и дни несутся
как в море волн летучих строй
и мысль кипит и песни льются
из сердца полного тобой
из сердца полного тобой!
再会し、豊かな日々が過ぎていく
海の波のように思いは沸き立ち、歌が溢れていく
お前で一杯の心から!

曲の解説

過去の親友との別れから、再会をテーマにした曲で、大変華やかです。途中のリズム転換は凍ってしまった記憶や、歌詞で出てくる「海の波」や沸き立つドキドキ感を表現しているのかもしれません。確か女性向けに作られた曲だったはず。

演奏について

演奏は、とにかく若い演奏をしています。大人になってくると単純ではなく複雑な感情とかを入れたくなり「明るいけどちょっと悲しそうに」とかをやりがちですが、非常にストレートに表現していて良いと思います。作曲年自体もラフマニノフが若い頃なので、合っていると思います。

変にカッコつけたりする演奏より、こういう純粋な気持ちが感じられる方が好きですね。この曲自体演奏が非常に難しく、リサイタルの時は演奏がうまくできなくて伴奏者にマックポテトを奢って緊急でキーを下げてもらいました。

僕にとっては、音大時代とオペラは結構な黒歴史で、なるべくならもうやりたくないんですけど、こうやって聴くと疎い演奏でも当時のことが記録されているのは楽しいですね。なんかこう、思いっきり楽しく演奏しているのは聴いていて気持ちが良いです。(めちゃくちゃ普通な感想)なんで黒歴史かというとその時に勉強した学問の内容がゴリゴリ間違っていたのに気づかず突き進んでいたからです。

この曲も非常に好きな曲なので、ぜひ楽しんでお聴きください!