曲目解説 映像作品 `未発達 – undevelopment` ❷FGR Ⅱ (ふぐり つー)

概要

樂狂蟲登場用の曲で、雇はれ蚕で大変評判がよかった「布久利」の編曲版です。原曲はチャイナ風ですが、今回は夜の海と月が光っていて、美しすぎてついつい入水自殺したくなってしまうようなコンセプトで作っています。死にウットリする感じです。

オペラの歌唱自体は嫌いなのですが、逆に今回の主役の心情を表現できると思い、使用いたしました。ライブでも非常に評判がよく、ヌルっと登場するのも普通のライブと違くて良かったみたいですね。てか出演前までジャージで舞台でふざけて踊りまくってたので、突然オペラと女装が登場したのが結構インパクト強かったみたいです。

そういうのがあると、興味ないバンドでもなんか集中して聴いちゃいますよね。たくさんの人が聴いてくれていました。

曲の解説

今回のライブは、オペラ系が多めです。オペラは一般的には優れていて美しいとされているものであり、その感覚も、理論、難易度などから僕はオペラ自体を優れたものとして扱うことを非推奨していますが、今回のライブのテーマは一般的な毎日の中に登場する崩壊なので、あくまでもあまり勉強や瞑想などをしていない、どこにでもいる病んでいる人が主人公です。

オペラを推奨する姿自体もこの宇宙の現象の一つでありますので、芸術の題材として捉えることが可能なので、このようにいたしました。

曲自体は、Enrichコンドウサチオと一緒に編曲を行い、「夜の海・綺麗すぎ・入水」サウンドで仕上げました。舞台の裏から楽器に合わせて歌っているので、見えないので単純に難しかったですが、そこから「女」ジェンダーを表現したXX.Xの冒頭部へと完璧に移行をキメました。

演奏について

今回の作品はいつもみたいに「覚醒」とか「超越」をあえて行わない人間が主人公です。その心には幼少期の満たされていない感情が残存しており、ジェンダーの移行を誘発します。ジェンダーは現代言われているように、固定されているものではなく、訓練による精神の操作で転換することが自在に可能なのと、ゲイやレズ、ノンケなどの「性対象の固定」もコントロールが出来ないものとされていますが、実際は十分可能です。

「性対象が固定されたまま自在にコントロールできない」ということになっているのは、近代の精神医学がおそらく意図的に設定しているものであり、不可能行為とされていますが実際はそのようなことはありません。

今回の演奏も、幼児期の自己愛からのおばさんの中性的な状態へと転換し、次の曲へとドカンと入ります。この「演奏について」の項目でなぜ性対象の話やジェンダーの話が出てくるかというと、これは演劇においては古来より当たり前に行われている基本技能であるためです。