曲目解説 映像作品 `未発達 – undevelopment` ❼PINE(秘蔵デモ音源付き)

概要

あなたと一緒に ゴミになりたい
骨になり 花が咲くまで
というコンセプトで制作されており、パイナップルが腐っていくところから蛆などの新しい命が生まれることを、恋愛で滅びや死に向かう様子からなぜか喜びが生まれる様子を併せて表現しています。これらはバタイユのエロティシズム論をベースに作られていて、生命の在り方、時空の在り方などについて迫っています。

そもそも恋の歌でなぜ時空とかエントロピーの話が出てくるかというと、人間の「心」もこの宇宙の構成や物理法則に大きな影響を受けるためです。そのため、自分の意志を持って行動しているわけではなく、突き動かされており、死も絶望も、喜びも悲しみも定められているのです。

コンセプトについて

この曲は、元々は「松陰」「松」などのタイトルで、茨城の五浦海岸の寂しい感じ、綺麗だけど果てしない海、絶壁や険しい様子を描写した浮世絵的なコンセプトで設計されました。初公開のデモ版はこちらです。

自殺スポットであるという噂や幽霊が出るという噂もあり、有名で綺麗な観光スポットである生の世界、と死の世界が混在している境界線な感じが、冥界への入り口のような神秘的な美しさを感じさせます。

そして今回は、曲が最後まで行かず、途中で終わります。今回の曲は「未発達」のライブ版ですので、命を落とさないまま、踏みとどまり、世界崩壊ディストピアレベルの美的レベルで満足し、現世にとどまります。

曲が終了までいくとリリース版のPINEで最後に入水自殺を行ってしまう。悲しい匂い=パインの腐る匂い=死の世界の匂いに引き寄せられるハエになってゆくわけです。

作曲&演奏について

僕の原曲をもとに、ギターのコンドウサチオと一緒にアレンジをいたしました。僕を含めたメンバーの演奏も非常にレベルが高く、樂狂蟲はエントロピーの+とーが同時に起こるレベルまで強い瞑想状態が発動しています。鍛錬を積んでいる人であれば、見ていても時空の変遷を感じるレベルまで出現しているので、非常に良くできたと思います。

やはりここまでの曲での変性意識もなかなか良いですが、集団変性意識を誘発するほどの状態までではなく、所詮興奮したり手に汗を握ったり、目を引く程度です。この領域はとても重要ですし、階層の中で必要なものですが、最終的にはこの領域くらいは叩き出せないといけませんので、鍛錬の成果が出てよかったです。

おそらく普通のJPOPの感覚で聴いてしまった人からするとめちゃくちゃ意味不明ですが、そもそもそういう物をやりたいわけではなく、瞑想や世界中の芸能の知識、あらゆる学問を研究して理解すればするほど、楽しめる物を作りたくてやっております。

もともとアスペルガーがやばすぎて人間との会話が全く成立しませんでしたが、鍛錬により技能と知能が伸び、更なる悪化を見せています。