曲目解説 映像作品 `未発達 – undevelopment` 総論まとめ

思い

このライブ「未発達」はテーマがバタイユのエロティシズムという、普通のJPOPの感覚で聴きにくるとマジで意味不明な作品ですが、作品として、演奏としてのレベルも非常に高い仕上がりとなりました。

このような文化がしっかりと根付き、そういった複雑なものを求めたり感受性が豊かな人たちが、少ない人数でも楽しくやり取りできる居場所ができていけば良いなと思います。

自分としては、自画自賛でもなんでもなく、このような作品がJPOP界に爆誕したのは、これからの大きな運動の始まりであり、今まで報われてこなかった人、本質的なセンスが豊かな人、などがちょっとずつ報われていくでしょう。それが大変嬉しくあり、これからも僕は活動家として大変な物を背負っていく必要があるのだなと考えています。

そもそも音楽家は音楽だけやってれば良いみたいな理論はアホの極みであり、そもそもあらゆる知識や訓練を積んでいないと音楽を捉えることはできないので、音楽家は本質的には活動家であるべきだと思っています。


このライブの内容は、難しいと思いますが、これがこの世の本質などを的確に捉えている物であるためです。

つまり、世の中の意味不明とされている現象は、調べていないか難しくて理解ができていないだけで、実際は理解が可能です。今回のライブのテーマである恋愛も、精神医学などをしっかりと学べば、構造を理解することが可能です。

一般的には「運」とか「幻想」など、なんとなくに頼った不可解な現象となっているものが、実はしっかりとした理由があって起こっていることなど、そもそもそういった漠然とした勝手なイメージが現実と乖離した妄想であるから、あらゆる認識や学問などにも間違い、難問が出てくるわけです。

この世の現象は既に全て解き明かされています。謎だと思っているのは、調べていないからです。

つまり、僕の作品が難しくて意味不明なのではなく、聴く側が調べてないから意味不明に見えているのです。このような状態で、見ている人に合わせるような作品を作ってしまっては、永久に複雑な作品が安定して供給されることはないでしょう。

「意味がわかる」とされる作品にすると実際の現象と乖離してクソ寄りになります。


ここまで、本音で色々書いてきましたが僕は決して冷たい人間ではなく、あくまでも自分と同じように誰とも会話が通じなくて社会に溶け込めなかったような子を助けたいのです。これが少数派のための音楽です。少数派の人に合うものを作るには社会との軋轢を発生させてしまいます。

誰もが楽しめる作品が理想ですが、ひとまず僕は少数派の困っている人、JPOPがつまらなくて辛い人たちのために作品を作り続けます。

これは冷酷なように見えますが、そもそも社会が少数派の人を苦しめてきた形はこれであり、僕は僕が愛する人たちのために曲を作り、それが大勢にとって理解不能でも別にどうでもいいと考えております。