曲目解説 ライブ作品《誉》-自己愛と境界例- ❹XX。X-自己愛と境界例

概要

このライブのために作られたメイン曲であり、作品の中で重要なシーン「真っ暗なお風呂に水を貼って潜る」ことが表されます。こうして自分の呪いから脱却する策を図るわけですが、黄泉の空間で生まれ変わり、二番では崩壊こそが究極の美だと言っています

これは幼児退行を利用し、生命がこの世に誕生する前の記憶に辿り着き「レンマ」の思考法である阿頼耶識を獲得したということを示しています。

この作品で一体何がしたいのか

この作品で表現したいのは、このライブ限定曲「XX。X」と「愛妻技能」の2曲に詰まっており、西洋物理学や西洋的感覚の否定です。ざっくり言うと、西洋物理学で基本的には絶対とされている「エントロピー単調増大」「質量保存の法則」「時間の認識」を否定しています。近代西洋的感覚で認識されらこれらは妄想であり、事実ではありません。つまり存在しない架空の世界での現象をベースにこの世を認識しているから不可能なことや解けない問題が多く発生しています。知能や論理性を使うとこの世の現象はうまく認識することができないため、乖離しています。

この作品は幼児退行により黄泉の空間への扉を開き、世界を正しく認識する能力を得る話で、毎日が余裕になってしまうので今世は遊んでしまいましょう。と言うオーバーキル系の作品です。

ティザー映像に書いてある「ほととぎす vs ヱコロジヰ」と言うのはエントロピーと反エントロピー、崩壊と再生を表現しています。

作曲について

曲の作りは、Aメロはわざとダサくボコボコした作りにして、サビから縦ノリで進行感を消滅させました。進行感が減ると濃厚な感覚が生まれますので、サビでの縦ノリは非常にオススメです。そのようにしてコミカルに仕上げました。内容が難しいからと言ってつまらなくするのは普通につまらないので、コミカルに、この世を遊んでしまうような達観的な感覚で作っています。

歌唱法は、幼児退行をテーマにしているので、今作は基本フニャフニャしています。強い大人の口調と、幼児の甘えるような歌詞が混合して出現し、境界性パーソナリティ障害系の退行現象を表現しています。

赤ちゃんに寄ったり、超絶技巧を入れたりと幅が広い歌唱となりました。